英検、TOEIC、TOEFL徹底比較
日本で英語を勉強する際、もっとも手っ取り早い方法は資格試験です。今回は私なりに最もメジャーな資格試験3つを比較してみたいと思います。
①英検
・メリット
- 勉強しやすい:文科省公認だけあって、日本の英語教育に即しています。社会人は昔の記憶を取り戻せば対策できます。他の英語試験の足掛かりに使うといいでしょう。
- 大学入試に直結:傾向が日本の大学入試英語と似ています。私も高校2年生の時に大学受験のついでに英検2級を取得しました。
- 教材がそろいやすい:本屋に一通り置いているので立ち読みなどで簡単に下見できます。
- 受験料が安い:最近少し値上げされましたが、頻繁に受験できる値段です。参考までに、準2級: 6,900円2級: 7,400円準1級: 8,400円1級: 10,300円
・デメリット
- 語彙の問題がやや時代遅れ:英検の最初のセクションは語彙の選択問題です。単語の知識を問うより、知らない単語の意味を推測させる方が実用的かと思います。
- あくまで国内向けの資格:英語圏に行って「私、英検1級なんです」ってアピールしても何のメリットもありません。
- 実用的なのは2級まで:私個人は英検1級にあと少しで合格しそうですが、一級は英語の先生以外あまり取る必要が無いと思います。
②TOEIC
・メリット
- 実用的:実際の職場のシチュエーションが多いので海外で仕事をしようと考えてる人には向いています。
- 国内企業にアピールできる:英検1級よりTOEIC900点以上の方が企業のウケが良いようです。韓国企業もTOEICの点数は参考にするそうです。
- とっつきやすい:哲学、思想など、抽象的な話題が少ないのでとっつきやすいです。
- 受験料が安い:’20年9月現在、6,490円(10%税込)です。英検2級以上を持っている方は模試感覚で受けると良いです。
・デメリット
- 底が浅い:科学、歴史、哲学などアカデミックな話題が好きな方には向いてません。茂木健一郎が「面白くない」と言って激しく批判していました。
- 意外とローカル:TOEIC自体はアメリカの試験ですが、受けるのは日本人と韓国人だけ、と言われたりもします。
③TOEFL
・メリット
- 海外留学などに向いている:内容は大学キャンパス内の会話や、大学教授のレクチャーが多いです。
- バランスが良い:読み、書き、リスニング、英作文、スピーキング、全て鍛えられます。
- 本気の人向け:英語圏の大学も参考にすることがありますので、留学する際は考えてみる価値アリです。
・デメリット
- 教材が本屋にあまりない:TOEFLゼミナールの教材はそろっていることが多いですが、ぶっちゃけ微妙です。今はネットがあるので、おススメ教材などを調べてAmazonで購入するといいでしょう。
- 北米向け:アメリカやカナダの英語が中心です。イギリス留学の場合はIELTSの方がいいでしょう。
- ハードルが高い:初学者には激ムズです。
- 受験料が高い:TOEFL iBTが$235(アメリカドル)です。2万5000円ぐらいですかね。二の足を踏む値段ですね。
いかがでしょうか。参考にして頂けたら幸いです。
公式TOEIC Listening & Reading問題集(6) 音声CD2枚付 [ Educational Testing ] 価格:3,300円 |