【英語・英文学・英文科】ジョージ・オーウェル、Animal Farm(動物農園)の解説、和訳⑤
初回から五回目になります。動物たちが反乱、革命を起こし、農場主のジョーンズさんを追い払います。自由を手にしたように見える動物たちですが・・・。
June came and the hay was almost ready for cutting.
六月が来て、干し草の収穫の時期になった。
hay 干し草
Jones and his men suddenly found themselves being butted and kicked from all sides.
気づけば、ジョーンズと作男たちは突然、全方位から角でつつかれ蹴りつけられていた。
革命
Mrs. Jones looked out of the bedroom window, saw what was happening, hurriedly flung a few possessions into a carpet bag, and slipped out of the farm by another way.
寝室の窓から起きていることを見たジョーンズ夫人は急いで布地カバン(旅行カバン)に身のまわりの物を放り込んで別の道からこっそり農場を抜け出した。
※flung : fling(投げる)の過去形、過去分詞系
In a very little while the animals had destroyed everything that reminded them of Mr. Jones.
すぐに動物たちはジョーンズ氏を思い出させるもの全て処分した。
Napoleon then led them back to the store-shed and served out a double ration of corn to everybody, with two biscuits for each dog.
そしてナポレオンは彼らを食糧倉庫に連れて帰り、皆にはいつもの二倍のとうもろこしを、犬にはそれぞれ二枚のビスケットを配給した。
考察:ロシア革命の初期は何となくフランス革命、アメリカ独立戦争、日本の大政奉還とかに似てる気がしますが、国によって全然違う方向に進んでしまう点で、考えさせるものがあります。
続きは早めに更新します。
※アフィリエイト会社の方へ:ジョージオーウェルは死後70年以上経っているので、パブリックドメイン化しています。著作権上、引用しても問題ないです。
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