【英語・英文学・英文科】ジョージ・オーウェル、Animal Farm(動物農園)の解説、和訳
今日はジョージ・オーウェルの動物農園の冒頭について和訳と解説をしたいと思います。まずは、ジョーンズさんが自ら所有する荘園農場に帰ってくる描写から始まります。この小説はロシア革命のメタファーになっていますので、そこを意識しながら読むと面白いです。
MR. JONES, of the Manor Farm, had locked the hen-houses for the night, but was too drunk to remember to shut the pop-holes.
荘園農場のジョーンズさんは夜になると鶏小屋に鍵をかけたが、飲みすぎていたので家畜の出入り口を閉じるのは忘れていた。
With the ring of light from his lantern dancing from side to side,
手提げランタンの光を左右に揺らしながら
he lurched across the yard, kicked off his boots at the back door,
千鳥足で歩き庭を抜け、裏の戸口をブーツで蹴り
drew himself a last glass of beer from the barrel in the scullery, and made his way up to bed,
水場(台所)の樽からビールを一杯飲み干し 、ベッドへ向かっていき
where Mrs. Jones was already snoring.
そこでは奥さんがすでに寝息を立てていた。
考察:ジョーンズさんは少し荒っぽい人間のようですね。ニコライ二世もロシア革命時このような立ち位置だったのかもしれません。
続きはできるだけ早く更新します。
↓ラジオで音読もしていますので、お役に立てれば幸いです。
また、リクエストがあれば、ある程度お応えします。それでは。
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